
| マンションの和室 |
設備 |
| 2010.06.26 |
最近の分譲マンションから姿を消しつつある「和室」。必要性が薄くなってきているということで、造る手側も和室をなくした間取りを用意するようになってきましたが、はたして和室は不要なのでしょうか?もちろん、“その人の生活スタイルによる”というのが最終的な答えでしょうが、ではどんな生活スタイルなら和室を必要としているのでしょうか?
●客間
マンションにおける和室の最たる使い道は「客間」が挙げられると思います。そもそも和室が廃れてきたのは、客間そのものが必要なくなってきたといっても過言ではないでしょう。「親や友達が遊びに来ても泊っていかない。自分も泊ってこない」っていう話はよく聞きます。実家や友達の家が日帰りできるような距離なら、夜は帰ってきてしまいますしね。
私自身、実家も日帰りの距離ではないですし、遠方の友達もいます。その上和室のない間取りに住んでいるので、友達や親が来た時はあればいいのになぁと思います。そんなに頻繁ではないにしろ、遠くから来てくれているのにフローリングに寝かせるのは忍びないなと思いつつ、敷布団を二重にして寝てもらっています。
●寝室
モデルルームで和室を主寝室にしているのを見たことはありませんが、中には「ベッドはいやだ。畳の上で布団を敷いて寝たい」という方もいると思います。また、お子様が小さいと家族みんなで寝る場合(いわゆる“川の字”ですね)、和室の方がゆったり寝れますよね。子供がベッドから落ちる心配もないですし。
マンションの和室はたいてい、リビングから続きになっていて、収納されている(壁のところに隠れている)ふすまをだして個室にしますので、毎日寝室として使うにはこの間取りでは不向きかもしません。
あまり見かけませんが、リビングの奥に完全にわけられた個室が和室タイプになっている間取りもありますので、寝室として使いたい方は“そういうタイプの和室有り”を選んだほうがいいでしょう。
●押入れ
和室がある場合、必ずと言っていいほど押入れがついています。中には天袋がついているものもあります。客用などの予備的布団をしまっておくのには押入れはかなり重宝しますよ。納戸などがついているタイプならいいですが、洋室のクローゼットでは奥行きがないんですよね。和室がないために布団の収納場所には私も結構頭を悩ませました。
それ以外にも、扇風機や暖房器具など、季節ものの大きなものをしまうには、押入れはかなり便利だと思いますよ。
●子供部屋・趣味部屋
布団を敷くのに洋室より有利な和室ですが、寝るとき以外でももちろん用途はあります。小さなお子さんが昼間遊んだりするのには、上の写真のような間取りはいいですよね。お母さんの目の届くところで遊んでますし、おもちゃをひっくり返しても、フローリングよりは階下に音が響きづらいですから。畳ならそのまま座っても、はたまた知らない間に昼寝をしてしまっても抵抗がないですしね。
逆に、大人の人で和室が必須という場合もあるでしょう。お茶やお花などを趣味としている方は、和室がないと困りますよね。
その他に和テイストやアジアンテイストのインテリアが好きな方は、和室を上手に使って部屋のコーディネートを楽しみたいという方もいらっしゃいますよ。
●仏間
和室があることを必須条件にする方の中には、「仏壇を持っているので和室がないと困る」と言われる方も多いです。新居に引っ越すときに荷物整理はしても、仏壇は「この際だから」と捨てるわけにはいかないですものね。ただ、仏間や法事のときの部屋としての和室を求めるにはマンションの和室はあまり適していませんので、そういう方は自動的にマンションを購入することはあまりありませんけど。
“なんとなく、やっぱり和室があった方がいい”という方の中には、和室有の間取りを選んだあと後悔する方もいるようです。“時には寝ころびたいから”といっても、実際ソファーでテレビを見ていれば、わざわざ和室にいって寝ころぶだけ、なんて面倒です。そのままソファーで横になった方が手っ取り早いでしょ?“日本人だし和室だよね”と思っても、ペットを飼うようになったら、和室を使わないだけなく、畳が邪魔になるかもしれません。
冒頭にもいったとおり、結局はその人が“どういう生活をするか”=“どういう部屋を必要としているか”によって違ってきますので、悩んでいる方は自分の求める生活がどのようなものかを考えてみてくださいね。
文:キャサリン
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